夜職から事務職は未経験で可能?受かるまでにやったこと

夜勤明けのベッドの中で、スマホで「夜職 事務職 未経験」って打ったことある人、多分わたしと同じ気持ちだったと思う。パソコンなんてろくに触ってないし、資格もない。職歴書に何を書けばいいのかもわからない。それでも、朝起きて夜に出勤する生活を、あと何年続けられるんだろうって、頭のどこかで数え始めてる。
わたしがそうだった。キャバで5年働いて、27歳のときに事務職に転職した。結論から言うと、未経験でも事務職には就ける。実際わたしも就けた。ただ「誰でも簡単に」ではないし、最初に受けた3社は全部落ちた。そのあたりの現実をちゃんと書いておきたい。
未経験で本当に採用されるのか
事務職の求人って、実は「未経験可」がかなり多い。特に一般事務やアシスタント系、派遣経由の事務なら、Excelの基本操作ができれば応募条件を満たすことが珍しくない。専門知識より「電話応対ができる」「人と揉めずにコミュニケーションが取れる」を見られている求人が多くて、これって夜職で毎日やってきたことそのものなんですよね。
とはいえ、事務職は応募倍率が高い。特に大手の正社員事務は、未経験だと書類で落ちることも普通にある。わたしの場合、最初に応募した3社は書類選考すら通らなかった。心が折れかけたけど、4社目で面接まで行けて、そこで受かった。求人の規模や条件で当たり外れが大きい世界だなと感じた。
未経験可の求人でも、企業側が本当に求めているのは「長く続けてくれる人」という一点に尽きる。ここが夜職経験者にとって、実は説明しやすいポイントでもある。
Excelができないまま応募していいのか
正直に言うと、わたしはSUM関数もろくに使えないまま面接を受けた。「Excelの基本操作は可能ですか」と聞かれて、「入力とフィルター程度なら」と答えたのを覚えている。嘘はついてないけど、盛りもしなかった。
これ、意外と知られてないんですけど、未経験可の事務求人は「入社後に覚えてもらえばいい」というスタンスの会社が結構ある。むしろ「できます」と言い切って入社後にボロが出るほうがまずい。できないことは正直に、でも「覚える意欲はある」と伝える方が印象がいいと感じた。
不安なら、辞める前にタイピングとExcelの基礎だけでも触っておくと気持ちが違う。この辺りは夜職のうちに取っておきたい資格|辞める前にできる準備にも書いたので、時間があるうちに目を通しておくといい。
職歴の書き方でつまずいた話
一番悩んだのはここだった。履歴書の職歴欄に「キャバクラ」と書くのか、それとも「接客業」とぼかすのか。わたしは結局「飲食・接客業」とだけ書いて、面接で聞かれたら正直に答える方針にした。
面接で夜職のことを聞かれると身構えてしまうけど、実際は「なぜ辞めるのか」「昼の生活に適応できるか」を確認したいだけのことが多い。ここで変に隠そうとすると、逆に不自然になって突っ込まれる。この辺りの具体的な聞かれ方や答え方は夜職の面接で聞かれることは?昼職転職の質問と答え方にまとめてある。職務経歴書の書式で迷っている人は夜職の職務経歴書の書き方|隠す?正直に書く?経験者が解説も見てほしい。
夜職の経験そのものは、隠すより「どう言語化するか」の勝負だと思う。クレーム対応、指名を取るための工夫、売上目標の管理。これ全部、事務でもそのまま使える力だったりする。
給料が下がる現実、覚悟しておくこと
事務職に転職して一番きつかったのは、正直これだった。月収がざっくり半分以下になった。夜職で稼いでいた金額に慣れていると、最初の給料明細を見たときにちょっと呆然とする。
生活が回るかどうかは、今の貯金と固定費次第で全然変わってくる。わたしは貯金が思ったより残っていなかったせいで、最初の数ヶ月は正直きつかった。このあたりの計算は夜職から昼職で給料は下がる?収入ダウンの現実と生活設計に細かく書いたので、辞める前に一度シミュレーションしておくことをおすすめしたい。
いきなり正社員事務がハードルに感じるなら、派遣から始めるという選択肢もある。派遣は未経験でも入りやすく、職場の雰囲気を見てから正社員登用を狙うこともできる。実際に派遣経由で正社員になった人の話を派遣から夜職→正社員へ。遠回りに見えて実は近道だった話で紹介しているので、遠回りに見える道が意外と近道だったりする感覚が伝わると思う。
転職に使えるサービスのまとめを見る辞めるタイミングと、揉めずに辞める方法
事務職への転職活動は、在籍中に進めるのが現実的だと思う。わたしも面接の日程調整のために有給を使ったり、シフトを工夫したりしながら動いた。ただ、いざ「辞めます」となったときに揉める人が一定数いる。
業界にいる知人から聞いた話だけど、円満に辞められる人の共通点は、はっきり退職の意思を伝えていることらしい。「一度お店で話そう」と面談に誘導されるケースは、ほぼ引き留めの入り口だと思っていい。それと、多くの店は雇用契約ではなく業務委託になっていることが多く、その場合は契約を終えるかどうかも本人側の判断でできることが多いようだ。契約書の内容によって扱いは変わってくるので、一度確認しておくと安心材料になる。
一人で転職活動を進めるのが不安なら、夜職経験者の転職事情に理解のあるエージェントに相談する手もある。職歴の見せ方や、求人の当たり外れを一緒に見てくれるだけでも気持ちが楽になった記憶がある。
今日からできること、ひとつだけ
未経験から事務職に行けるかどうかは、結局「準備をどれだけしたか」に尽きると思う。特別な資格はいらない。でも、Excelを少し触っておく、職歴の書き方を決めておく、面接で聞かれることへの答えを一度言葉にしておく。それだけで最初の一歩は全然違ってくる。
わたしは3社落ちて、4社目で受かった。落ちた理由を今でも正確には知らない。でも、落ちるたびに履歴書を直して、面接での答え方を変えて、少しずつマシになっていった実感はある。今夜このページを読んでいるあなたも、たぶんもう動き出している途中なんだと思う。次にやることは、求人を1件だけ見てみることくらいでいい。